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社本 真一; 平井 淳郎*; 山中 昭司*; 阿曽 尚文*; 梶谷 剛*
Journal of Neutron Research, 12(4), p.295 - 300, 2004/12
T=22Kのx=0.27と0.38のNaHfNCl超伝導体について、中性子粉末非弾性散乱実験を行った。その結果、例えば前者の試料では、E=15, 29, 76と81meVで、温度に依存したフォノン異常が見つかった。そのなかで、Q=6で、E=14.5meVのフォノン異常は両方の試料で再現され、Tよりもずっと高い40Kから、その異常が始まることを見つけた。 そのフォノンは、ab-面内のEモードであり、おもに塩素とハフニウム原子が振動している。この振動は、バンド構造を変調するものである。キャリアの不均一性の観点から、フォノン異常を議論した。
羽賀 勝洋; 田坂 完二*; 久木田 豊
Journal of Nuclear Science and Technology, 32(9), p.846 - 854, 1995/09
被引用回数:4 パーセンタイル:43.23(Nuclear Science & Technology)PIUS型炉では通常運転時に高温の一次系と低温のポイズン系の間に生ずる冷暖界面を密度ロック内に安定な状態で維持しなければならない。そのために、下部密度ロック内の温度分布を利用して一次系循環ポンプをフィードバック制御する方法(以下 温度制御と略す。)が検証され、その有効性が確かめられてきた。特にこの方法では、炉が完全に停止している状態、つまり炉内が均一温度で一次系とポイズン系の間に温度差の無い状態から炉心を立ち上げる場合には、制御を有効に働かせる立ち上げ方法が重要である。本研究では一次系とポイズン系の間で2Cという小さな温度差でも温度制御は有効に働き、炉心立ち上げが可能であることを確認した。又、一次系循環ポンプの出口に補助ヒータを設置し、これを使って一次系とポイズン系に温度差を付けることにより、温度制御のみによって炉内温度均一の状態から炉心を立ち上げることができた。
村田 秀男; 刑部 真弘*
日本機械学会論文集,B, 58(550), p.1912 - 1917, 1992/06
水平流体層における熱や物質の移動に内部構造物がどのように影響するかは、原子炉、水力発電所のダム湖等の工学的機器設計上はもとより、海洋や大気の対流が密接に関連した環境問題においても重要な課題である。基礎的アプローチとして、上下面でそれぞれ冷却加熱される水平流体層中に開口面積率の異るハニカムを挿入し、その伝熱特性を調べた。伝熱流体は水で、Ra数は10~10の範囲である。が0.0904以上では、ハニカムによる乱流渦の抑制は観察されたが、熱伝達率の低下は認められなかった。これは、全体の熱輸送が温度境界層からのプルーム発生により支配されるためであって、流体層中央部の熱輸送能力には余裕のあることがわかる。実験結果は境界層更新モデルとほぼ一致した。が0.0101以下では熱伝達率の低下が生じたが、この場合も熱伝達は上下伝熱面間距離には依存しないことがわかった。
阿部 哲也; 小原 建治郎; 中村 博雄; 曽根 和穂; 大塚 英男; 山田 禮司; 西堂 雅博; 清水 正亜
Journal of Nuclear Science and Technology, 15(7), p.471 - 475, 1978/07
被引用回数:10アルゴン直流グロー放電中で、モリブデン蜂の巣構造壁のスパッタリング収率を平板のそれと比較した。入射粒子の平均エネルギおよび入射角度がそれぞれ約1keVならびに、ほぼ垂直という実験条件の下で、蜂の巣構造壁のスパッタリング収率は平板のそれに比較して約1/20~1/30に減少した。走査型電子顕微鏡で、照射前後の蜂の巣構造壁の表面形状変化も合わせて観察した。
鈴木 友雄; 長谷川 明; 秋元 正幸; 宮本 喜晟; 桂木 学
JAERI 1247, 78 Pages, 1976/10
高速実験炉「常陽」の運転監視に必要な基本的な詳細データを提供できる計算プログラムを開発することを目的にして、詳細計算コードHONEYCOMB、FDCAL-2およびFATEC-3が作成された。HONEYCOMBは3次元六角格子体系を対象に、拡散モデルによる臨界計算を行う詳細核特性解析コードで、制御棒挿入深度予測と、熱水力コードへの入力する詳細熱出力分布も算出する。さらに燃料ピン毎の熱出力や燃焼の計算も可能である。FDCAL-2は炉容器内の下部プレナムから上部プレナムへ至る。すべての冷却材流路の流量配布を計算する。FATEC-3は指定された集合体(燃料、ブランケット)の内部で温度の詳細分布を計算し、安全性確認のための一つのデータであるホットスポット温度の算出も行う。これら三つのコードは連動してJOYPACシステム内の詳細計算サブシステムを形成して、第I部で述べられている簡易計算サブシステムで必要とする基本詳細データのファイルを作成する。本報告はこれらの計算手法を中心に述べている。
鈴木 友雄
JAERI-M 6677, 97 Pages, 1976/08
高速炉炉心の核特性、熱水力特性等の解析に必要とされる基本詳細データを提供できる計算プログラムを開発することを目的として、拡散モデルによる臨界計算と燃焼計算を、3次元六角格子体系を対象にしておこなう計算コードHONEYCOMBを開発した。制御棒挿入深度による臨海調整も可能とし、計算時間のかかる3次元計算を能率よく、かつ十分な精度で行うための工夫がなされた。例えば、周辺領域の中性子束の近似法、制御棒領域での中性子束の輸送モデルによる補正法、燃料ピン毎の詳細熱出力分布を短時間で求めるためのポテンシャル論の応用などである。本報告書はこれらの計算手法を中心に、コードの構造、3次元中性子束分布、随伴中性子束分布、線による発熱も考慮した3次元熱出力分布、燃料内各同位元素の密度分布の時間的変化の計算手法を述べ、コードの適用性評価のテストとして、メッシュ・サイズによる誤差の検討も含めてまとめたものである。